「子どものため」とか「子どものせい」とか

こんにちは、マサムネです😌

私の悪い趣味のネットウォッチで最近また気になることがあり、ついつい時間を溶かしてしまっていました。

ウォッチ対象🍵

女性インフルエンサー。5歳のお子さんがいるシングルマザー。

なにがあった？

息子さんのバースデー旅行（2泊四日ベトナム）に行く
旅行から帰ってきて子供が発熱
旅行から帰って2日（？）後にパーティーの予定があったが、お子さんの体調不良によりキャンセル

もやもやポイント（本人の主張）

パーティーをキャンセルはしたが息子の体調がすごく悪いわけではない
パパがいるおうちならパパに見てもらえばいい
パパに会う予定の日だったが、風邪をうつすと悪いのでパパには会わない（パパの存在なんなん？）
やっぱりパーティーに行きたかった
パーティーは普段なかなか会えない素敵な人と知り合えそうだから行きたかった
楽しみ、仕事の時間と引き換えに自分は「子育て」を選んだと思うしかない
旅行後の子供の体調不良は「親が連れ回すせいだ」と言われる
旅行は息子のため、自分のやりたいことは後回しで息子の楽しめることを優先している
そもそも旅行に行かずに保育園に息子を預けるほうが楽
海外に旅行に連れて行くのは息子のため。息子に色々な体験をさせたい。

子供の体調不良で自分の楽しみをキャンセルするか

わりと状況に応じてかな、と思う。自分なら子どもが不安になっているようであれば子どもと一緒に過ごす。熱があるけど機嫌はいいとかだったら夫にまかせるし。家にパパがいるから、ではなくて子にとってどうしたらいいかを考える。

正直キャンセルしてもしなくても別にいいと思うんだけど、「行ってもよくない？」「パパいたら絶対行けたよね？」「子どものせいで行けない私かわいそうだよね？」みたいなのがなんかチラつくんだよな。受け取り方の問題だとは思う…。

「親のせい」は100%受け取る必要はないが旅行で疲れてる可能性は否定できない

一部を見て言っている他人の意見を100%受け取る必要はないと思う。攻撃だと受け取れるときは特に。

ちなみに私は乗り物酔いしやすいので長時間の移動がすごく疲れる。到着したら休む時間が欲しい。うちの親は体力があるので車移動する（子供の頃8時間かけて祖父母の家に行くことがあった）と「あなたは寝てただけ」と言われるけど、消耗してるのよね。そして私は疲れるので夜は割と寝れるけど、いつもと違う環境は落ち着いて眠れない人もいる。親と子供は違う人間なので旅行の負担はそれぞれ違うということはちゃんと頭に入れておきたいなと思った。

「親のせい」とは言い切れないが、親のせいかもしれないと思って子どもの様子を見ることは必要だと思う。子供が小さいうちはどうしても親の影響は大きいだろうからね。

「〇〇してあげた」とか「子どものため」が気になる

確かに子どものために、あれこれしてあげたい気持ちは自分にもないわけではない。でもそれって本当に子どものため？と思うと言葉にするのは憚られる。「子どものため」と思った行動が本当に子どもにとってプラスになるかなんてきっと一生わからない。それを自分は「子どものためにこれだけやってあげてる！」なんて言えないよな…。子どものためだと断言できるのは子どもの生命と生活を維持すること以外にはない気がする。子どもを思って何かしたとて親の自己満足だし、子どもと一緒に何かを楽しみたいのは自分にとっては自分の楽しみだと認識してる。だから息子のために旅行に行く、体験をさせてあげてるって発言は図々しいなと思った。

旅行での体験が都合よく大人が望んだ経験・価値観になるとは限らない

体験をさせてあげてるという発言も、そのための下地や体験をなにか紐づけるようなことしてるんだろうかと疑問。旅行中に託児所に預けてそこで外国の子供たちと遊んだことを世界にはいろんな言語・文化の国があってそういう人と仲良くしましょうと本で読むよりもちゃんと体験してるほうが良いのだと言っていた。後付け感がすごい。正直旅行での出来事を大人が感じてほしいと思ったとおりに受け取るとは思えない。前提として世界にはいろんな言語や文化の人がいるよ、遊んだお友達はどんなバックグラウンドがあるかな、みたいな話をしたりしないと何も残らない気がしてしまう。とは言え自分がそういうことを子供にできているかというとそんなことはないので、やっていけたらいいなと考えるきっかけにはなった。もう少し大きくなったら子どもと一緒に旅行のプラン考えたり、行く先の電車や地図をちょっと調べたりとか。

でも記憶は消えるわけではないと思うのでね、なにかのきっかけで点と点がつながって学びになることがないとも言い切れない。本人が何をどう受け取るかはわからないので、せっかく旅行に行ったら思い出話をたくさんするのも楽しいし、あまり親が勝手な期待を込めすぎずに旅行の体験を振り返っているうちに興味が出たり、知識が増えることがあったらラッキーくらいの気持ちでいいんじゃないかと思った。楽しい時間を過ごせたら、それで十分だけど。